教員リレーコラム

「療法士になる決意」

加藤 真弓[理学療法学専攻]

日本における職業の数は? ①約500 ②約1000 ③約10,000 ④約15,000 ⑤約30,000 上記の選択肢で一番近いのが④です。 職業安定法第15条の規定にもとづいて公共職業安定所における職業指導や職業相談などの職業紹介業務に共通して使用する職業分類を厚生労働省が定めているそうです。それによりますと、日本における職業の数は、「17,209」(2011年度改訂版)だそうです。 こんなに沢山あるのですね。知っている仕事よりも、知らない仕事の方が多いですよね、きっと。 この17.209個の仕事を全部知ったうえで、療法士を目指した人はおそらく誰もいないと思います(私を含めて)。この中から、適した仕事を探し当てられればいいのかもしれませんが、そうではないですよね。 皆さんはどうですか? 療法士という職業選択の理由は? 自分が出会った人に対する憧れ、療法士に助けられたから自分も恩返ししたい、この仕事は自分に向いていると思った、国家資格だから一生働けると思った、誰かのすすめ、本当は違う仕事がよかったけど叶わなかったから…とか、様々ではないでしょうか。 ということは、つまり、自分の苦手とすることとも向き合っていく必要があります。療法士が備えるべき素養、知識、技術等があるのですから。 皆さん、いかがですか? 苦手なことにも真摯に向き合っていますか? すぐに諦めるのではなくチャレンジしつづけていますか? そして、お互いに高め合える関係を築けていますか? … 私自身も苦手なことがありますが、それも自分の一部と受け止め、試行錯誤しながらでもできるようにチャレンジしようとつい先日一つの決意をしたところです。 もうすぐ後期が始まります。前期に何を学んだのかを振返り、そして「療法士になる決意」を改に、後期を迎えてくれることを期待しています。
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