加藤 真夕美[作業療法学専攻]
今回は、今年度の1年生の選択科目である「レクリエーション」の様子をご紹介します。 コロナ禍と言われる日々が、まもなく1年になろうとしています。本学でも基本的には対面授業が再開しましたが、PT・OT共通科目の授業では全員が入れる教室がなく、オンライン授業のみ、もしくはオンライン授業と対面授業を併用しています。 演習科目である「レクリエーション」も多分に漏れず。例年は講堂でPT・OTの1年生70名程度が集まり、PT・OT混同チームを作ってわいわいやるのですが、今年はできません。仕方なく、それぞれのホームルームで授業を受けてもらい、90分の間で教員が双方の教室を行き来しながら指示を出したりフォローしたりする中で、演習をしてもらうという形にしました。 学生さんに出した演習課題は、「自分のクラスの学生と、オンラインを通した向こうの教室の学生さんを、同時に楽しませるレクリエーションを考えて、実施すること」。そして「今年は失敗しても良いので、制約がある中で何ができるか、いろいろ試してみましょう、皆でチャレンジしましょう、皆で作る授業ですよ。レクを受ける人たちも、皆で楽しもうという心構えでいてくださいね」と伝えました。 無茶ぶりだーと投げ出されることを覚悟していましたが、さあ計画を立てましょうと言った瞬間から熱心な話し合い。本番を迎え、些細なトラブルはありましたが、その場の状況に応じてグループメンバーの個々人が動き、何とか全13グループがやり切りました。もちろん3密に配慮しながら。 座学より、良い表情。若い力はさすがですね。 私もいろいろと学ばせていただきました。ありがとう。
教員リレーコラム