宮津 真寿美[理学療法学専攻]
「祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。 沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 驕れる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し。 猛き者もつひには滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。」 有名な平家物語の冒頭で、 戦国時代の栄華と没落を描写しています。 現代においても、諸行無常だなあと思い、 久しぶりに思い出しました。 この半年、 コロナ禍によって、 日常が変わりました。 医療のあり方が変わりました。 ヒトの価値観が変わりました。 あまりにも急激な変化でしたので、さすがに変わったことに気づきましたが、 でも、考えみると、 そもそも、 世の中、何でも無常ですよね。 変わる世の中において、 正しい情報を正しく手に入れ、的確な判断をする能力が、 ますます重要になってくるなと思い、 そういう教育をしたいと 改めて思っています。
教員リレーコラム