教員リレーコラム

「今年の春」

宮津 真寿美[理学療法学専攻]

新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、 例年とは違う春を迎えています。 この数か月、 刻々と状況が変わり、 何が正しいのかわからないほど情報が錯綜し、 世界中のあらゆる立場の人が、 学校で、職場で、地域で、家庭で、 少しでも新しい正しい情報を入手し、早急に判断し対応しています。 ドイツのメルケル首相は、 高齢者や持病のある人たちを守る必要性を強調し、 私たちの団結、理性、お互いを思いやる心が試されていると、連帯を呼びかけました。 我々医療職は、感染症から対象者の方々を守らなければならない、という価値観が、 前面にクローズアップされたと思っています。 先週末行われた本学の卒業式も縮小し行われました。 保護者の方も、在校生もいない中での開催ではありましたが、 多くのイベントが中止になっている中、 卒業式ができてよかった、と心から思いました。 変わっていく日常の中、 成長した卒業生を教員として送る、という変わらない行事がこの春にあったこと、 感無量の感がありました。 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 幸多からんことをお祈りいたします。
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