木村 菜穂子[理学療法学専攻]
本学では、清須市との官学連携事業として「清須市民げんき大学」を開校しています。今年も、3期生20名のみなさんが、6月に入学されました。私は昨日7/11(木)に、「老年期症候学~老年期の特徴を学びましょう~」というテーマで講義させていただいたのですが、持ち時間であった1時間があっという間で、とても楽しい気持ちで終わることができました。 で、この「楽しい気持ち」の理由はなぜなのかを考えてみたのですが・・・やはり、受講されている皆さんの「学びたい!」という気持ちが伝わってきたからなのかな、と思います。細かいことですが、まず教室の前から席が埋まっていきます(笑)。そして、私が話していることに対し、「ふむふむ」という感じで頷いてくださったり、講義後に質問いただいたり、とにかく反応してもらえることがとても嬉しいのです。教員も人間ですから、素敵な反応があるとやっぱり話がのってきたりもします(時間調整が難しい・・・汗)。 もちろん、この大学に来られている方々は、学びたいと考えて入学願書を出されたのですから、元々興味のある内容だったのかもしれません。それでも、与えられるものだけで満足せず、それ以上のものを得るための行動を自ら起こすことは、簡単ではありません。 学生の皆さん、今月末からは前期試験が始まります。きっと「なんでこんなに勉強しなきゃいけないんだ」と辛くなっている人もいるかもしれません。ただ、皆さんも「PT/OTになりたい」という目的を持って入学し、今この場所にいるはずです。学ぶことが辛くなったら、「なぜ学ぶのか」という原点に立ち戻ってみて下さい。毎日いそがしい時間を過ごしていると、そのことを忘れがちになってしまいますから。 特に2年生の皆さんはこのげんき大学に関わる機会があります。げんき大学の学生の皆さんから学べることはたくさんあると思いますが、「学ぶ姿勢」や「興味をもつことの楽しさ」についても感じていただけるといいな、と思います。 もちろん私自身も、げんき大学で講義させていただくことで、毎年良い刺激をいただいています。本当に楽しい時間を、ありがとうございました!
教員リレーコラム