教員リレーコラム

「よいお年をお迎えください」

鳥居 昭久 [理学療法学専攻]

2018年も残すところ数日になってしまいました。今振り返ると、今年もあっという間に過ぎてしまった感があります。皆さんは、どう感じて年末を迎えていることでしょう。 平成の天皇陛下が自らご退位を考えられ、2019年春には、新しい元号の下に、新しい時代が始まります。平成は30年間余ですが、本当にいろいろな変化が有って、めまぐるしい時代でした。地震をはじめ、多くの自然災害が記憶に残っています。そして、国の有り様、人々の価値観などが大きく変わりました。ネット社会はあっという間に、広がって、今やインターネットは当たり前の時代です。平成は、社会空間の構造そのものが大きく変化した時代と言っていいと思います。 私自身を振り返ってみても、人生の岐路が多かった時代だとも感じております。 この業界に入り、本格的に資格を取り、様々なチャレンジから大きく成長させていただいたことも多かった。一方で、辛い時期が少なくなく、山あり谷ありの期間だったと骨身に染みる部分もありますね。いや、未だ人生暗中模索を続けている状態です。自分自身が歳を重ね、学生との距離もだんだん広がってきました。単に年齢だけではなく、価値観や感性も大きく違ってきています。 特に変わらざるを得ないことと言えば、教育手法だろうと思います。昔から、本学の雷オヤジという立場で、学生たちにガミガミ言いながらも一緒に過ごしてきました。しかし、それは通用しないのです。どのようなスタンスが良いのか…断言できるものではないのですが、少なくとも大きく変化していることは間違いないですね。先日発表された今年の漢字「災」であったことは、まさしく、平成の様々な時勢をも表しているように感じたのは私だけではないと思います。 新しい年に、いや、新しい時代に、「災い転じて福となす」ように、自身の生き方の答えを見つけるように進んでいこうと思います。 今年は、どちら様にも大変お世話になりました。 みなさん、よいお年をお迎えください。
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