教員リレーコラム

「楽しみな誕生日」

臼井 晴信[理学療法学専攻]

「もうすぐボクの誕生日!3歳になるの!」 最近、自分のことをボクと言う娘。もうすぐ誕生日です。 娘は、家族や保育園で誕生日会をしてもらえることが楽しみで、 「もうすぐ誕生日!」と張り切っています。 3か月くらい前から。 娘の誕生日はちょうど土曜日。 妻も有休を取って、ばいきんまんに会いに行こうという予定になりました。 ケーキやプレゼントも夫婦でなんだかんだと考えて、 楽しみ楽しみ!! ・・・・・あれっ?? 自分の誕生日よりもよっぽど娘の誕生日を楽しみにしていることに気づきました。 いつから自分の誕生日はどうでも良くなるのか・・。 実際はケーキを買ってもらえるし、自分の「誕生日」は楽しみなんですよ。 ただ、「またひとつ年を取ったな・・・ウヒヒヒヒ!」 とささやいてくる小人が脳の中にいるんです。 25歳を超えるころから周りでも、 「人生も〇分の1が終わり」「四捨五入したら・・・」と加齢に対してネガティブな発言が。 さすがにワールドカップを徹夜で見ることはできなくなりましたが、 20歳代よりも仕事も私生活も充実している。 若いことは素晴らしいことだけど、年を取ることはもっと素晴らしいことなのではないか? と最近思うのです(まだ若いのでわかりませんが)。 そして、自分の誕生日も心の底から楽しみたいと思うのです。 私の曾祖母は103歳で他界する前年、 「私は110歳だ」と年齢詐称の自己紹介をしていたので、 「102歳だよ」と教えてあげたら、 「なんだ、まだたった102歳か」と。 「いや、十分やろ!!」 と突っ込んだのを今でも覚えています。 しかし長生きの秘訣を教えてもらった気がしました。 私もポジティブに貪欲に年を取りたいと思います。 そして自分の誕生日も盛大に・・・ と思いましたが、誕生日は4月1日。社会人は忙しいので誰も相手をしてくれません。
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