木村 菜穂子[理学療法学専攻]
先日、大学時代の友人と久々に会いました。「大学時代」といっても、私は2箇所で大学生活を送っています。1回目は、理学療法士になるための短期大学で、その卒業(と、理学療法士の免許取得)後に夜間の大学に通ったのですが、今回はその時の同級生です。夜間の大学ですから学生の年齢・経歴もさまざまで、私は理学療法士として仕事をしながら通っていましたが、同級生には現役の人はもちろん、正社員を辞めて大学生活を送る人、定年退職後に第2の青春を謳歌する人など、たくさんの人がいました。 そんな青春(?) 時代を共にすごした仲間(今回は、女性4人のみ)ですが、当然「現在」は住んでいる場所や環境も違います。それに、卒業してからもうすでに20年近くが過ぎようとしていますから、その間に経験してきたことはもうバラバラです。ですが、「共有する思い出がある」というのは、とても貴重なことなのだと感じました。もちろん、つらかったり、悲しかったりする思い出もないわけではありません。でも、やっぱり「特別」な関係なのだと思います。 まあ、4人で集まれば話は尽きることなく、近況報告から始まり、家庭の話、子供の話(私はうなづいているだけですが)から、仕事の話(全員が医療・福祉関係の仕事についているので、情報交換もできる!)を通り越し、「自らの老いへの気づき」でため息をつき、でも「明日からもがんばるぞ!」と励ましあう、という感じでした(笑)。20年前に比べて、格段に体力は落ち(私は途中で寝落ち・・・)、愚痴も多くなりましたが、本当に楽しい時間でした。 学生のみなさん、この学校で出会った「人」は、きっとこの後の人生でかけがえのない人になるはずです。いろんな「経験」を、多くの仲間と共有してもらいたいと思います。もちろん、「勉強」もその経験の1つになると思いますよ!
教員リレーコラム