教員リレーコラム

通学路の見守り

加藤 真夕美[作業療法学専攻]

またも小学校の通学路でおぞましい事件が起こりました。 犠牲となられたお子様のご冥福をお祈りいたします。 このような事件が起きるたびに 小学生の子を持つ身としては胸が痛みます。 子供の身を、我が身に代えてでも守ってやりたいのが親心。 一方で、一人でどこへでも外出する力をつけさせたいのも親心。 地域のコミュニティーが崩れ また個人の欲望の処理方法が多様化している現代では 本当にジレンマです。 我が子の通う小学校では、親(PTA)による朝の旗当番と ボランティアによる登下校時のつきそい活動があり 比較的周りの大人が気にかけている地域であると感じます。 私も旗当番で信号のない交差点に立つたび、 「おはようございまあす!」と元気に挨拶してくれる子供たちの笑顔を 「早く仕事に行かせてくれ」とばかりに駆け抜けていく車から守らねばとの 使命感に駆られます。 ただ、それも集団登下校時のこと。 課外活動などで一人や少人数での登下校への対策はありません。 さて、小学3年生の我が息子。 先日友達が遊びに来ていたので、 「知らない人につかまりそうになったらどうする?」と聞いてみたところ 「かみつく!」 「〇〇〇を蹴飛ばす!」 …大声を出せ!すぐ逃げろ!と指導しました(泣)。 つみきおに。愛知県警が推奨している連れ去り・誘拐防止のための合言葉です。 世界中の子供たちが、元気に、まっすぐに成長してくれることを 心から祈っています。
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