教員リレーコラム

わが師の恩

宮津 真寿美[理学療法学専攻]

昨年、母校の創立30周年記念同窓会で、 短大時代の恩師と会う機会があった。 たぶん、80歳近い先生もいたが、 現役で活躍されていて、 相も変わらずパワフルで、 元気さで負けている感じがした。 勉強ができず、目立たなかった私のことも、 何故か覚えてくれており、旧姓で呼ばれる。 勉強ができない学生として、心配したから、覚えているのか。 歯に衣着せぬ物言いも変わっていない。 話をすると、「何がやりたいんだ」と一刀両断に否定され、 「えー」と思いながらも、再考する。 恩師の言葉が、私を高いレベルに導いてくれる。 未だに、恩師の前では20歳前後の学生になり、緊張し、 背筋が伸びる思いがする。 そういう存在がいることは、大変有難いと思った。 彼らの教え子として、恥じないようにならないと。
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