令和5年度(2023年度)入学式
4/1(土) 令和5年度(2023年度)入学式を本学講堂で挙行いたしました。
学長式辞
愛知医療学院短期大学 学長 横尾和久
このたび、学長の大役を仰せつかりました横尾でございます。その責任の重さに身の引き締まる思いに包まれております。ご列席の皆様のご支援とご協力を賜り、精一杯努力してまいる所存です。何卒よろしくお願いいたします。
新入生の皆さん、本日はご入学、誠におめでとうございます。教職員・在校生一同、皆さんのご入学を心から歓迎いたします。また、皆さんを長年支えてこられたご家族、関係者の皆さまに心よりお祝いを申し上げます。
今日この日の感動を忘れずに、強い意志を持って、不断の努力をして頂きたいと思います。三年間は瞬く間に過ぎていきます。より高い技術と深い知識を修得し、我々と同じ医療の現場で活躍される日を楽しみに待っております。
そのために本学のすべての教職員は、学生の皆さん一人ひとりの個性をしっかりと見つめ、密度の濃い教育・指導を行っていきます。そして、皆さんを豊かな人間性を備えた、地域医療を守る貴重な人材に育てたいと思います。
理学療法士・作業療法士をはじめ、医療従事者の仕事は、人の命に関わる重要な仕事です。回復に向かう患者さんの姿を見たとき、患者さんから感謝の気持ちを伝えられたとき、この先どれだけ感動の場面に出会うことでしょう。そんなとき、自分が選択した道が正しかったと確信するはずです。
さて、本学は地元清須市との包括協定を締結しています。きよす市民げんき大学等の高齢者施策をはじめ、障がい者スポーツの分野、災害時の応援等々、学生の皆さんが積極的に参画することで、よりご自身の成長に繋がるものと確信しています。
また、昨年度愛知医科大学と大学間連携を締結しました。愛知医科大学病院では、先進医療が行われ、最先端のチーム医療が展開されています。大学病院での臨床実習により、学内で学んだ知識と実際の現場での知識の統合が可能となり、現場の生の声に接することで、リハビリテーション専門職の態度や心構えを養うことに繋がります。
皆さんが大きな目標を膨らませ、立派な理学療法士・作業療法士になることを祈念し、私たち教職員も、皆さんとともに学び、成長し続ける所存です。
充実した学生生活を送って頂き、所定の就学期間の後には所期の目的を達成され、笑顔で学位記授与式に臨まれることを心から期待して、私からの式辞といたします。
本日は誠におめでとうございます。
2023年4月1日
理事長祝辞
学校法人佑愛学園 理事長 丹羽治一
厳しい寒さを経て、人々が待ちわびた春の桜前線が、私たちの学園を通り過ぎようとしています。本日、愛知医療学院短期大学の入学式を挙行することができましたことに、法人を代表しまして、来賓の方々はじめ関係の皆様に感謝申し上げます。
人生の大きな晴れ舞台に臨まれた新入生の皆さん、本日は本当におめでとうございます。また、これまで子供さんの成長を温かく見守ってこられたご父兄、保護者の方々に、心よりお祝いを申し上げたいと存じます。
愛知医療学院短期大学は、学校法人佑愛学園が設置する私立短期大学です。本学は昭和57年(1982年)に前身の専門学校、愛知医療学院を設置し、今年度創立41年目の年に入りました。
本学の特色は、優秀な講師陣による充実した講義内容を誇り、東海地方はもとより、全国的にも主要な理学療法士・作業療法士の養成校のひとつに数えられていることです。
本学の建学の精神は「佛心尽障」であり、これは知恵と慈しみの心をもって障害のある人の心身を広く支えるという意味です。学生の皆さんは修業年限である3年の間に、専門的知識の習得とともに人格形成にも努めていただき、社会人としての基礎的な力を身に付けていただくことを、ご期待申し上げます。
本学では社会人基礎力を高めていただこうと、新しい教育モデルの開発を目指して、
2014年に、附属ゆうあいリハビリクリニック・ゆうあいデイケアセンターを開設しました。
内科・小児科・整形外科・外科・リハビリテーション科を標榜し、地域の『かかりつけ医』としての役割を果たしています。
また、2020年4月には認定こども園「愛知医療学院短期大学附属ゆうあいこども園」を併設、開園しました。短期大学の教育理念やその活動との連携を念頭に、地域の子育て世代を応援しています。新入生の皆さんには、こうした施設を活用し、学修の一助にしていただければ幸いです。
本学の教育成果ですが、昨年度の第五十七回理学療法士及び作業療法士の国家試験の合格率は、理学療法学専攻(新卒者)が90.2%、作業療法学専攻(新卒者)は100%と非常に高い合格率を堅持しております。優秀な卒業生を社会に送り出していることは本学の誇りであり、学生の皆さんにも教育内容を信頼し、勉学に励んでいただきたいと思っています。
ところで、孔子の教えをまとめた「論語」から、学びについて二つの言葉を皆さんに贈りたいと思います。
ひとつは「学びて思わざればすなわち罔し、思いて学ばざれば、すなわち殆し」です。この意味は、知識や情報をたくさん得ても考えないとどう生かせばいいかわからない。逆に考えるばかりで知識や情報がなければ独善的になる、というものです。「知識や情報」と「その生かし方を考える」ことはまさに車の両輪で、学んでは考える、考えては学ぶ、その繰り返しの大切さを教えています。
もうひとつは「学べばすなわち固ならず」という名言です。
学問により視野が広がり、考えが柔軟になって頑固さがなくなるという意味で、教養ある人のあるべき姿を示しています。
学ぶということは大変な作業ですが、新しい知識を身に付け、多くの経験を積み重ねる中で、達成感や喜びを感じ、人々との出会いを支えにして成長していってほしいと心から念願しています。
さて、新型コロナウイルスの患者が日本で初めて確認され、WHO=世界保健機関が世界的大流行を意味する「パンデミック」を宣言してから三年が経過しました。予断は許されませんが、ワクチン接種や経口薬など、日本でも各種のコロナ対策が行われ、感染拡大前の日常生活に少しずつ近づきつつあります。
地域医療を担う人材を育成している本学では、感染防止に細心の注意を払いつつ、講義や実習を進めています。今、医療従事者への期待、信頼感は高まり、医療や介護を通して、地域の
お年寄りを元気にしていくという本学のビジョンは輝きを増しています。
私たちは、短期大学、クリニック・デイケアセンター、こども園の3つの組織が佑愛学園の下に結束、連携しており、地域のお年寄りと学生、子どもの3世代が交流しながら、それぞれの生きがいを見出していく先に、私たちのビジョンの達成が見えてくると思っています。
新入生の皆さんは夢や希望に向かって羽ばたこうと今、スタートラインに立ったばかりです。学生生活において戸惑いや不安を感じることが多いかも知れません。もし悩みがあれば、先生や職員に遠慮なく相談してください。充実した学生生活が送れるよう、全力で応援します。
失敗を恐れず、挑戦する心を大切に持ち続けてください。そして皆さん全員が3年後には療法士として第一歩を踏み出して、立派な社会人として活躍されることを祈念して、祝辞といたします。
本日はおめでとうございます。
2023年4月1日
新入生代表宣誓
愛知医療学院短期大学 新入生代表
リハビリテーション学科 理学療法学専攻
春の訪れを感じるこの佳き日に、私達は愛知医療学院短期大学に入学致します。本日は、私たちのためにこのような素晴らしい式を挙行していただき、心より御礼申し上げます。
これからの3年間、理学療法士・作業療法士になるという夢に向かって努力する日々が始まります。新たな生活へ大きな夢と希望を抱き、それぞれの目標に向かって勉学に励みます。諸先生方、先輩方、どうぞ御指導と御鞭撻の程、よろしくお願い致します。
私たち、新入生一同が勉学に励み、仲間と共に日々の努力を怠ることなく精進し、地域の医療福祉保健の分野で理学療法士・作業療法士として活躍できるよう、成長し続けることをここに誓います。
2023年4月1日