愛知医療学院短期大学

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教員リレーコラム

「リハ職との出会い」

廣渡 洋史 [作業療法学専攻]

 この4月に着任し、未だ地に足が付いていない心地の今日この頃です。授業を受けている学生さんには少しは顔を覚えてもらったでしょうか? でも授業で顔を合わせない学生さんもいますから、自己紹介も含めてぶつぶつとつぶやきますね。
 私は兵庫県宝塚市出身です。実家はあの有名な宝塚歌劇団のあるところです!がしかし1度も宝塚歌劇を観たことはありません・・・。大学を名古屋で過ごしその後食品メーカーに就職し営業をしてからの作業療法士への転身(当時30歳)です。ですから、企業戦士・作業療法士・教員のそれぞれのいいところ、大変なところを経験しているつもりです。
 教員はさておき、私の結論:心底「作業療法士になってよかった~」です。私がサラリーマンを辞めた理由は、ズバリ、直接的なやりがいを感じなかったからです。間接的には世の中のためになっているのは理解していましたが私には物足りなかったのでしょう。転職をするとして・・・、何が変わるのだろうかと考えるも会社の規模、取り扱う商品が変わっても、結局、間接的な喜びでしかないのは変わらない。同じ営業職ではいけない。そう思い悩んでいたところ、大学時代の先輩の転職話を思い出しました。その先輩は理学療法士に転身していたのです。ハッと思いすぐに本屋に向かい進学本を手に取りリハビリテーションに関わる職種を知りました。この時に作業療法士なるものを見つけ、その場で作業療法士になる決意をしてしまったのです。なんと短絡的なのだろうと今では思いますが、それが奏効しました。
 作業療法士として熱い気持ちで患者と向き合えば向き合うほどそのままダイレクトに反応を得られる仕事、それがリハ職かと思っています。
 今、勉強で忙しくて不安になっている学生さんもいると思います。でも、企業を経験した私は断言できます。この道は間違っていません。
 初心を忘れず貫いて欲しいです。リハ職は素晴らしい職業!間違いない!

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