教員リレーコラム
「2020年」
木村 菜穂子 [理学療法学専攻]
この時期にリレーコラムの順番となりましたので、スケジュール帳(スマホですけど)を見ながら、1年をざっと振り返ってみました。
◆1月:飲み会、センター試験、ボランティア参加などが記載されているので、いつもどおりの感じですね。
◆2月:初旬にはセミナー開催、中旬には友人と旅行もしました。旅行先では外国人の方も多くみかけました。ただ、この時「感染症、怖いよね・・・」なんて話していた記憶があります。
◆3月:初週に予定していたセミナーは中止、中旬以降は卒業式の開催縮小、謝恩会や実習指導者会議の中止などが相次ぎ、「入学式はどうなるんだ」「臨床実習は??」と焦っていた時期です。
◆4月:何とか臨床実習がスタートしましたが、すぐに「緊急事態宣言」の発令・・・教員になって初めての経験です。学生の学びを保証するために、様々な取り組みが始まりましたが、あまりに怒涛の展開でしたので、正直あまり覚えていません・・・ただ、スケジュールには「授業」「課題提出期限」が繰り返して記載されています。
◆5月~6月:4月と何ら変わりません(笑)。例年開催しているセミナーが中止となり、土日の予定がなくなりました。遊びの予定も当然なし。だから、いつもより休みは多かったはずなのですが、毎週末へとへとだった記憶はあります。6月中旬には一部、対面授業も再開されたように記憶しています。
◆7月以降:臨床実習施設との連絡・調整などで、電話や書類が飛び交っていました。あまりの多さにきちんと情報共有ができているのか、不安に思ったのを覚えています。試験予定の変更、夏休みの短縮など、学生の皆さんにも多くの負担がかかりました。
◆秋から冬:いったん落ち着いたように見えた状況も、再び大きなうねりの中に入ってしまった感じです。学生が楽しみにしている行事も、軒並み中止となりました。そんな中でも、何とか臨床実習を終えることができたことに、感謝しています。
だいぶ端折りましたし、正直覚えていないことも多いのですが(笑)、こう見ると、「コロナ」に振り回された1年でした。今までのやり方が通用せず、期せずして新しいことに取り組まなければならなかったですし、自分の行動を制限される、すなわち自分に決定権がないことが、こんなに息苦しいとは、思っていませんでした。ただ、世間を見ればもっと大変な思いをされている方はたくさんいらっしゃいますし、一応元気に生活し、仕事ができていることが、ありがたいとも思います。本当に、多くのことを感じた1年でした。
このリレーコラムは、今年最後の掲載分だと思います。私自身は年末年始の帰省を取りやめましたので、10数年ぶりに家族と過ごさない年越しとなります。ステイホームできるように、準備したいと思います。その前に、大掃除か・・・(-_-;)
皆様、よいお年をお迎えください。
~2021年が、すべての人にとって、少しでも良いものになりますように~