教員リレーコラム
「我が家のIoTは便利か?」
松村 仁実 [理学療法学専攻]
我が家にもIoTが進出してきている。といっても、話しかけるとテレビの電源が入る程度。本当に電源が入るだけ。チャンネルを変えてくれと伝えても「すみません、お役に立てそうにありません」と返ってくる。結局テレビを見るにはリモコンが不可欠。テレビの電源を入れる一手間を減らす事ができたのは、我が家に本当に便利か?と思ってしまう。
きっと使いこなせる人には有効なことだと思うのだけど、その気がないから特に便利とも思わないし、なんでもしてくれることの凄さが想像できない。リモコン押すことぐらいしようよ、とも思う。
そんなことを考えているうちに、「便利=楽する=怠け」すなわち「便利は悪」だと思っている自分に気づいた。そうか!そこが違っていた。ひと手間を省ければ別のことに手を回すことができる。楽をするために便利にするのではなく、今まで手をつけられなかったことができる時間を作ることができる!
電源を入れる手間を省けたおかげで、便利について考える時間ができた。
便利になるのも悪くないかも!
(結局、ここまで考えさせるIoTに転がされてはいるのですが、、、)