愛知医療学院短期大学

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教員リレーコラム

第52回日本作業療法学会に参加して

草川 裕也 [作業療法学専攻]

9月7日から9日まで、日本作業療法学会が名古屋市にて開催され、私は6年ぶりに参加しました。
本当に久しぶりに参加する学会でしたが、講演、セミナー、シンポジウムの数が多く、非常に充実した内容でした。
セミナーについては、作業療法士が運営する各種研究会や専門領域の学会が担当しており、各領域の最先端について学ぶことができました。また、こんな研究会や専門領域の学会があったのか、と驚き、同時に、作業療法の奥深さを改めて実感しました。

私が本学で講義を担当している、整形外科の領域については、基調講演において脊髄損傷の再生医療の紹介と、セミナーにおいて手根管症候群の治療に関する講義が行われました。
また、前職場の上司、先輩の研究報告を聞きました。このようになかなか会えないお世話になった方に会い、近況を知ることができるのも、学会の良いところです。学生時代の友人や卒業生にも会い、懐かしい話をすることもできました。

毎年、卒業生には「学会で会いましょう」という言葉を贈っています。それは、卒業してからも頑張って勉強してほしい、学会で活躍できるセラピストになってほしいという思いとそのような姿を見たいという希望があるからです。
今年は、少しでもそれが実現できたので、本当に嬉しかったです。
これからも卒業生のそのような姿を見られたらと思います。

最後に。
この学会開催の前日に北海道で大地震が発生しました。
地震の影響で学会に来られなかった方が多くいらっしゃったと聞いています。
北海道に住む私の親族、友人は無事であったと聞いていますが、
未だ行方不明の方がいらっしゃったり、停電や断水が続いていたり、本当に心配です。
一日も早く安心して健やかに暮らせる日が来ますよう、心からお祈りしております。

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