愛知医療学院短期大学

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教員リレーコラム

「授業時間外の学習習慣を身につける」

加藤 真弓 [理学療法学専攻]

新年度が始まって3週間が経ちました。
授業時間以外の学習時間は確保できているでしょうか?

今回は、記憶について紹介します。
みなさんが理学療法士・作業療法士として患者さんを支援するためには、様々な知識を活用する必要があります。
その知識や技術を今勉強しているわけです。

授業を一度受けただけで100%記憶に残るなんてことはありません。
それは実感していると思います。

心理学者のエビングハウスの実験によると、情報が入力されて4時間後にはその情報の記憶は半分に。
さらに48時間後には2割程度に・・・

脳に入ってきた情報は海馬と言われる部位が必要性を判断し、必要と判断された情報が脳に長期保存されると言われています。その判断の基準は生存にかかわるかどうかの情報だそうです。
そうすると、みなさんが勉強していることは、自分自身の将来には関係あるけど生存に直接関係しないため、記憶として残る情報はほとんどない??? 

しかし! 繰り返し入ってきた情報は記憶され、忘れるスピードを遅くすることができる。繰り返し情報を入力することで長期増強という現象が生じ、記憶が定着(忘れにくく)します。このときに、大事なのは情報の入力とともに出力する機会を増やすことです。

さらに、ワクワクしたり、好きなことをしているという気持ちが記憶の定着を促します。

まだ、繰り返しの勉強ができていない人、苦手だなあと思って勉強している人、習慣と気持ちを切り替えよう!  いつやるの? 今でしょ!!

※ここでいう勉強は暗記学習ではありませんよ。「理解する」学習です。

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