愛知医療学院短期大学

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教員リレーコラム

「たくましくあれ」

鳥居 昭久 [理学療法学専攻]

 昔々、「わんぱくでもいい、たくましく育って欲しい」というコピーの某ハムメーカーのテレビコマーシャルがありました。もちろん、今の学生たちは全く知らない時代です。
先日、国家試験結果があって、本学は散々な成績でした。本当にひどい成績、本学史上最悪の事態です。
理学療法学専攻卒業生は、1人の不合格者(97.5%)でしたが、作業療法学専攻卒業生は17人の不合格者(56.7%)を出してしまいました。この結果を隠し立てする気は全くありません。学校として、また私個人としても、この結果を真摯に受け止め、不合格だった卒業生全員が来年の春に勝ち残れるように全力で支援していく決意であります。
本学の教員の信念として、"最後まで諦めない、受かるまで諦めない"という考え方が有ります。卒業しても、受かるまで何年でも支援していきます。たとえ、その時に成績が悪くても、理学療法士、作業療法士になりたいという夢を持っている学生たちの、その夢を叶えることが、私たち愛知医療学院短期大学の教員の夢でもあるからです。だから、諦めない。
国家試験は一年に一回しかありません。だから、不合格であると生活は地獄です。"天国と地獄"ではありませんが、合格したら病院や福祉施設で専門家としてバリバリ働けるのに、不合格だったら、職場さえ無いのです。とても辛い日々が続きます。でも、その辛い日々を乗り越えて、再チャレンジで合格すれば、一層強いセラピストになれるはずであると信じています。本当にたくましく育っていきます。
時間はかかるかもしれない、でも、たくましくなって、資格を取って臨床に向かってくれることを最後まで支援する愛知医療学院短期大学です。たぶん、こんな学校は他には無いよ。そう信じて、新年度も頑張っていきたいと思っています。
新しく入学してきた新入生にも言いたい「わんぱくでもいい、たくましく育て!」

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