教員リレーコラム
清須市総合防災訓練に参加しました!
松村 仁実 [理学療法学専攻]
9月2日の清須市総合防災訓練に、学生9名、教職員5名で参加してきました。大規模地震(東海地震を含む南海トラフ地震)を想定した防災訓練です。清須市をはじめ、消防、警察、自衛隊、地域の高校、中学校や電力会社、ガス会社などあらゆる機関が参加した訓練です。
私たちは救護所開設訓練に協力しました。救護所の開設と搬送される負傷者の応急救護の訓練です。事前に三角巾の使用方法とトリアージ(重症度に応じた治療の優先順位の決定)について勉強してからの参加でした。
実際には、テントの組み立てやトリアージの体験などです。最初は戸惑いながらでしたが、徐々に動きもスムースに患者役の方への声かけも行えるようになっていきました。参加した学生の感想にも「声かけから相手の状態を把握したり、その情報を正確に記録することが大切であることが分かった。」「トリアージの場面ではとても緊張した。」などの声が聞かれ、有意義な時間になっていました。
訓練後の消防士の方からのお話しに、「訓練は本番で失敗しないためにある。訓練でうまくいかなかったこと、工夫できる点などをしっかりお互いに話あって共有し、次に生かすことが大切」と教えていただきました。防災訓練を通して、被害を最小限にするために自分たちで判断し、動けることが大切だと感じました。
まずは家族で、災害にあった時の避難場所を確認し、「こんな時はどうする?」も話し合っておくことから始めたいと思います。