愛知医療学院短期大学

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教員リレーコラム

「中日健康フェアでお話して」

山下 英美 [作業療法学専攻]

9月2日(土)・3日(日)に、名古屋駅前のスパイラルタワーズで、第5回中日健康フェアが開催されました。東海エリアの医療・健康に関する総合展で、昨年度の2日間の合計来場者数は9800人だったという大規模なイベントです。このイベントに、今年度初めて、愛知県作業療法士会が日本作業療法士協会から委託を受けて出展しました。
私は、愛知県作業療法士会の認知症作業療法推進委員会として、メンバーとともに、認知症予防のテーマで講座を担当しました。予約無しの講座でしたが、2日ともほぼ満席となり、認知症予防に対する、一般の方々の関心の高さが伺われました。60分という時間でしたが、受講者の方々には、認知症予防の知識を得てもらうだけでなく、頭とからだを使って新しいことにチャレンジしたこの時間の活動自体が、認知症予防につながったと実感してもらえたようです。

作業療法士や理学療法士は、専門職としての団体があり、そこに所属して、卒業した後も学術の研鑽と技能の向上、作業療法や理学療法の普及と発展を目指します。さらに、そこでの活動を通して、様々な人たちとのネットワークが広がっていくのも魅力です。今回の講座開催にあたり、どうしたら"認知症予防"を通して作業療法の視点を伝えられるか、委員会メンバーでアイデアを出し合いました。それはとても大変でしたが楽しい時間でした。

一般の方々にとって、理学療法に比べて作業療法の知名度はまだまだ低い印象を持っています。今回のような、作業療法を一般の方々に伝える機会をどんどん増やし、作業療法が、いかに健康に寄与できるのか・どのように生活に役立つのか・ご本人とご家族の幸せに結び付くのかを伝えていけたらと思っています。

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