教員リレーコラム
「PT」
加藤 真弓 [理学療法学専攻]
今年、日本の理学療法士数は10万人を超えました。
約7割の理学療法士が病院や診療所(クリニック等)の医療機関で活躍しています。
その他の3割は、介護老人保健施設、老人ホーム、デイサービスなどの介護保険領域の施設や、身体障害者福祉施設、知的障害者福祉施設、児童福祉施設、養護学校、スポーツ関連施設、教育機関(養成校教員)、研究機関、市役所、保健所、地域包括ケアセンターなど多様です。さらに、起業する理学療法士もいます。
ある調査によると、なろうと思ったきっかけは「やりがいのある仕事である」だそうです。治療者として、誰かのために一生懸命になれて、対象者やその家族と直接接し人生場面にも関わり、「ありがとう」と声をかけてもらえる。とても、やりがいのある仕事です。
仕事をしているといろんなジレンマに陥って、苦しいこともありますが、私はこの仕事が好きです。
この先、理学療法士の就職先はない・・・? なんて話が聞こえてきます。
一方で、理学療法士の職域は広がりをみせています。
「量」ではなく「質」が問われるこの時代、資格を持っていれば誰でもいいのではなく、「あなたに来てほしい」、「君にここで働いてほしい」、「育てがいがありそうだ」と思ってもらえるかどうか。
さて、みなさんはどうでしょう?
理学療法士になる! 自覚と覚悟を持ってガンバろう!