教員リレーコラム
「熊本地震から1年」
清島 大資 [理学療法学専攻]
2016年4月14日21時26分、さらに、28時間後の4月16日1時25分に熊本県熊本地方を震央とするマグニチュード7.3の地震が発生し、最大震度7の地震が2回も観測されました。震度7が2回観測された地震は、現在の気象庁震度階級が制定されてから初めてだそうです。その被害は甚大で、死者は関連死を含めると225人、負傷者は2,753人、最大避難者数も熊本県内で18万人を超えました。また、観光・文化施設などの被害も大きく、熊本城の瓦が落ちた姿や国指定重要文化財である東十八間櫓と北十八間櫓も土台の石垣ごと崩れ落ちている様子がテレビや新聞、SNS等で報道されました。熊本地震の被害総額は5兆円にも届くとも言われています。ちょうど1年前のリレーコラムにも熊本地震のことを書かせていただきました。
あれから1年が立ちました。熊本地震から1年ということで、各メディアでは熊本城や被害の大きかった益城町から中継していましたが、まだまだ完全復旧、復興にはほど遠い様子が報道されていました。今でも中継を見る度に、熊本出身の私はなんとも言えない、いたたまれない気持ちになります。今もなお避難生活を送っていらっしゃる方がいらっしゃいます。しかし、熊本の人たちは強いです。「新生熊本」を目指し、着実に復興に向けて進んでいます。
1年前にも書きましたが、やはり「がまだせ熊本!負けんばい熊本!」です。
皆様の安全と1日も早い復旧、復興をお祈りしています。
私たちも地震といういつ起きるはわからない災害に対して、普段からの準備しておかなければならないと改めて考えさせられました。