教員リレーコラム
パズルとドラゴン
宮津 真寿美 [理学療法学専攻]
パズドラをやっています。
口が重い、母とは話したくない、思春期の息子。
どんなゲームをしているのか聞いてみたら、
珍しく「スキルが・・コンボが・・ガチャが・・」と能弁に説明し始め、
「やってみる?」と誘われたことがきっかけです。
息子との共通の話題・趣味になると思いました。
初めは、息子の指導の下で始めました。
「ご指導よろしくお願いします」という低姿勢で息子に接しました。
まず、パズルを動かしコンボを作ることができません。
「馬鹿だね~」「なんでそんなことするの?」など、
息子から、けちょんけちょんに言われながら、
やり方、考え方を少しずつ学びました。
息子が私に成りすませば、ドンドン勝てるのですが、
「私がやりたい」「自分でやれるようになりたい」と息子に伝えています。
私自身が知識や技術を身に付けないと、成長はありませんから。
本学の3年生は、今、臨床実習で、臨床の実習指導者から指導を受け、
理学療法・作業療法を学んでいます。
初学者は、他人から教授してもらうスキルが必要だと感じます。
待っていれば、教えてもらえるというのは、甘い考え方でしょう。
うまく教えてもらうには、
自分がこうしたい、ここが難しいと伝えることが、大事です。
宮津先生は、パズドラをやりながら、そんなことを考えています。