教員リレーコラム
「お疲れさま」と「もっともっと励もう!」
松村 仁実 [理学療法学専攻]
もうすぐ理学療法学専攻の3年生たちが、7週間の評価実習を終え帰ってきます。実習は、慣れない環境での実習指導者との人間関係作りから始まり、続いて患者様を担当させていただくときの関わり方、さらに学校で学んだ評価技術を使えるかどうか、そして結果などをレポートにまとめる力、他にもコミュニケーション能力など多くのことが問われるという、今まで経験したことがないような厳しい環境。患者様と直接向き合いながら過ごす時間であるとともに、自分自身ともとことん向き合うことが求められる時間です。患者様の人生について一生懸命考えることを学ぶ中で、できない自分に向き合い、受け入れたうえで自分自身を変えるといったしんどい作業がいっぱい。だからこそ、実習を真摯に取り組んで帰ってきた学生さんたちの成長を感じます。
これだけの体験をしておくことは、今後理学療法士になっていく上でとても大切な過程だと思います。
まだまだ実習は続きます。これから始まる学生さんもいます。患者様に関わることがどういうことかを一生懸命考え、自分の知らない考え方や新しい世界を学んできてほしい。そして自分の知らなかった自分に出会い、自分が変わるとはどういうことかもつかんできてくれることをいつも願っています。