教員リレーコラム
「一年の計は元旦にあり」
清島 大資 [理学療法学専攻]
新年、明けましておめでとうございます。
いよいよ2016年がスタートしました。幸運にも2016年の最初のコラムを任されましたので、新しい年の計画の立て方についてお話したいと思います。
「一年の計は元旦にあり」とは、昔からよく使われることわざです。
その由来は諸説あるようですが、下記2つが有力です。
1.毛利元就が言った言葉
「一年の計は春にあり、一月の計は朔にあり、一日の計は鶏鳴にあり」
訳すと、「一年の計画は年の初めに、ひと月の計画は月初めに、今日の計画は早朝に立てなさい」となります。
2.中国の書物「月令広義」の一節
一日之計在晨 (一日の計は晨にあり)
一年之計在春 (一年の計は春にあり)
一生之計在勤 (一生の計は勤にあり)
一家之計在身 (一家の計は身にあり)
訳すと、「一日の計画は朝に、一年の計画は元旦に立てなさい。一生の計画は仕事をまじめにすることで決まり、一家の将来は主の生き方で決まる」となります。
どちらも、一年の目標は元旦に考え、小さなことの積み重ねにより、大きなことを成し遂げることができると言っています。
「一年の計は元旦にあり」の由来を知ると、皆さんも一年のスタートという節目に心機一転、新しい目標や計画を立てる気になってきたのではないでしょうか。昨年までのことはリセットしてすっきりした状態で、自分自身がどのように過ごしていくかを決めてほしいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。