教員リレーコラム
「先延ばし」
加藤 真弓 [理学療法学専攻]
早いものでもう12月。今年も終わりに近づいています。1年の中でも、年末や年度替わりは忙しいものです。学生の皆さんも、定期試験や国家試験に向けての勉強を頑張っていますね。
やらなければならないことだと分かっていても、直ぐに取りかかることができず、ギリギリにしかやらないことはありませんか?
「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」とやることだらけ(もちろん遊び以外)になると、心の余裕がなくなってしまいます。そうすると何から手をつけたらいいか分からず、身動きが取れなくなったり、面倒くさくなったりする場合や、
遊びやテレビ・ゲーム、スマホなど誘惑に負けて、「明日からやろう」が、いつまでたっても「明日からやろう」で、結局、中途半端になるか、そのまますっかり忘れてしまう... その先の結末は、マイナスなことに結びつきやすいです。勉強を、とりあえずでも毎日コツコツやるといいのですが、試験間近にすると再試験や単位に影響が出ますよね... このように自分自身のマイナスの影響が出ることもあれば(実際には自分だけではなく、皆さんの場合は親御さんに迷惑をかけるんですよ)、仕事上ですと他人に(患者さんに、同僚に、施設に等)迷惑をかけることになります。
このような行為のことを「先延ばし」と言います。皆さんも心当たりはありますよね、きっと。私も、先延ばしをして失敗した経験はあります。
この「先延ばし」に対する対処法はいくつかあります。単純な方法ですが、私がしている対処法の一つは、期限付きの「やることリスト」(写真)。自分がすべきかを明確にし、計画的に進めるよう心掛けています。リストは自分の机上において、いつでも目につくようにし、やり終えたら、チェック欄に✓を入れる。この✓を入れたリストを見ると嬉しくなります。些細なことですが(笑)
皆さんはどのように対処していますか?