愛知医療学院短期大学

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教員リレーコラム

特別支援学校での作業療法

五十嵐 剛 [作業療法学専攻]

前回のリレーコラムでは、特別支援教育専門家チームの活動について少しご紹介をさせていただきました。専門家チームでは通常学級を訪問することが多いのですが、先日はある特別支援学校(いわゆる養護学校)を訪問させていただく機会がありました。
 
 特別支援学校では、勉強以外に日常生活の指導にも力を入れられています。食事、着替え、排泄等のADL動作がまだ十分に身に付いていない生徒さんもいるため、学校生活を通じてADLの練習や支援を行なう必要があります。今回の訪問でもADLに関する相談依頼は多く、作業療法士の視点から実際の動作や使用する道具、その他の環境設定や関わり方についてなどお話をさせていただきました。

 特別支援学校への訪問は今回が初めてでしたが、実際に行ってみると作業療法士が関わる事のできる可能性を非常にたくさん感じました。もちろん、特別支援学校で働いている作業療法士はいますが、まだまだ一般的ではありません。しかし、確実に需要はあります。求められる存在ですし、そうでなければいけません。

 発達領域の作業療法士は数も少ないですし、就職先も他の領域と比較すると決して多くはありません。ですが今も、そしてこれから先も、発達領域の需要は高まっていくと思っています。学生の皆さん、是非発達領域にチャレンジしてみてください!

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