教員リレーコラム
鉄棒で逆さになり、周りを見たら
松村 仁実 [理学療法学専攻]
公園で久しぶりに逆上がりをしてみた。何十年ぶり、、、できた!よかったぁ。鉄棒に引っかかったまま、久しぶりに青空と逆さまの風景を堪能した。
ふと、いまどきの学生さんは大変だなぁ。自分が学生だったころは、大学に入れば就職でそこまで苦労するという認識は低く、社会に出るための猶予期間のように捉えられていた部分があった気がする。そのため、「自分探し」といった言葉に代表されるように、どこかのんびりした部分があった。
今では、専門職を目指す本学の学生は、3年間で資格取得するためにめちゃめちゃ濃い時間を過ごしますね。のんびりと自分探しなんてしている暇はありません。
残念ながら(?)時代が変わりました。しかし、幸運なことに(?)時代が変わりました!
大学出て、資格があれば誰でもいい時代ではありません。学生さんに対しては、社会からの期待が大きいです。「あなたは役にたちますか?」と。恐いですねぇ、でも自分自身が何を大切にしているかを自覚し、それを伸ばせば付加価値となり、そこを評価してもらえるのです!自分のいいところを伸ばし、役に立つように活かせば、通用するということだと思います。
マイナス面も、逆さになって見てみたら、かけがえのないプラスに見えるかもしれません。少しでも多くのプラスを見つけるような学生時代にして欲しいと思います。