足部の測定値を知る

宮津 真寿美[理学療法学専攻]

パンプスを履いて歩きまわると、 靴擦れになったり、足の裏が痛くなるのが、悩みの種でした。 先日、ある靴屋で、私の足部を計測してもらいました。 そうしたら、平均と比べて、足高、アーチ高が高く、踵幅が狭いことが分かりました。 測定値を見て、店員さんは、以下のように説明してくれました。 「踵が細いので、踵が靴から外れやすく、そのせいでかかとに靴擦れが起こり、 また、足が前方に移動し、かつ、アーチが高いので、 母指から中趾付け根に力がかかりやすく、足の裏が痛くなるのではないかと思います。」 めちゃくちゃ納得しました。絶対そうだと思う。 その靴屋で、 幅が狭目で、ストラップがついているパンプスを勧めてもらい、 さらに、私のアーチに合わせたインソールを入れてもらいました。 ピッタリ～。めちゃくちゃ楽ではないか。 これまで、足が痛くなるから、やや大きめの靴を選んでました。間違いでした。 靴は靴屋、餅は餅屋。 測定するって大事です。 数値で説明されると納得します。 理学療法士は、対象者に理学療法について説明します。 測定値を踏まえて説明すると、いかに対象者から信頼されるか、 今回のことで、改めてわかりました。