教員リレーコラム

「希望を与える仕事」

宮津 真寿美[理学療法学専攻]

新入生のみなさん、入学おめでとうございます。 世の中にはたくさんの職業がありますが、 理学療法士や作業療法士を目指して、この学校に入学してくれたこと、 本当にうれしく思います。 最近、理学療法や作業療法って素晴らしいなと思ったエピソードがありましたので、紹介します。 健康で、どちらかというと活動的に過ごしていた私の母が、 先月、病に倒れ、入院しました。 入院すると、それまで普通にやっていた日常生活や社会的活動からすべて切り離され、 ベットに寝ているしかなくなります。 母がICUにいた時から、いわゆるリハビリが始まり、 理学療法士や作業療法士がベッドサイドに来てくれました。 回復が厳しい病気で、寝ているしかない中、 理学療法、作業療法自体が、入院生活の1つの楽しみであり、希望でした。 私が理学療法士になって何十年も経っていますが、 家族の立場で、理学療法士や作業療法士って良い仕事だな、と、 改めて思ったというお話です。
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