教員リレーコラム

「2歳と30歳の可能性」

臼井 晴信[理学療法学専攻]

娘と2人で東山動物園に行ってきました。 私たちが住んでいる豊橋にも動物園はあるのですが、 東山動物園には、話題のイケメンゴリラもいるし、私の大好きなヘビさんもたくさんいる。 しかし、私が連れていたのは2歳児です(正確には1歳11か月)。 どんな猛獣よりも強い怪獣。 私の思うようにはいきませんでした。 「ゾウさん見る!」 「クマさん見る!」 「しま!しま!!!(シマウマ)」 その方たちは豊橋にもいますやん・・・と思いながら、 仰せの通りに見て回ります。 そしてクマさんを見てシマウマさんを見て、ゾウさん。 ・・・「クマさん見る!」・・・またか! 2歳前の子どもにとって毎日の経験が新しいことばかり。 そして覚えたことは早速自分でやってみる。 本当に楽しそう。 では、私はどうなのか・・・? 学校の仕事も理学療法士の仕事も研究も、育児も私生活も 本当に楽しい。 育児は新しい経験ばかりで子どもと一緒に自分が成長できる。 理学療法士の仕事は常に考えながら新たなことに挑戦できる。 2歳児を見ていると、そこには無限の可能性にあふれています。 そして30歳を少し超えた私も可能性にあふれていると思っています。 しかし、2歳でも30歳でも自分から学ばなくなり、自分で何かを生みだそうとしなくなった時、 可能性はどんどん狭くなるのだと思います。 育児をしながら、自分も公私ともに常に進化したいと思います。 結局、東山動物園ではイケメンゴリラもヘビも見られませんでした。 豊橋にはいないコアラだけは見に連れて行きました。 私のせめてもの抵抗です。 次は豊橋動物園で新たな発見をしてきます。
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