新年明けましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。 平成31年、5月には新しい年号に変わると聞くと、何かしら区切りの年になりそうな予感がします。さて、昨今の高校卒業生数の減少により、高等教育機関が入学者数を確保することは容易ではありません。ハード、ソフト両面を充実させねばならず、ソフト面では教職員の特段の努力が必要であるし、ハード面の充実には経営を脅かすほどの出費を強いられます。本学では、いわゆる2018年問題が取りざたされ始めた時点で、校舎やキャンパス周りの整備を進め、一昨年にはハード面の取り組みは区切りをつけました。いっぽう、ソフト面には区切りは無いと考えており、教育・指導に関して普段から絶え間のない進化をモットーに、必要十分な質保証が提供できるよう、全教職員が協力し合って改善に努めております。この度、2020年度に導入される理学療法士・作業療法士養成校に対する新しい指定規則が発表されました。また、規則に則ったコア・カリキュラムも考案され、今年は各養成校にとって準備に大騒動の年になります。さらに厄介なのは、旧規則と新規則が同時に進行するという事実です。教職員が力を合わせて、学生たちが混乱しないよう、十分なフォローアップをしなければならないと感じています。さて、本法人は、すぐ隣にある一場保育園を認定こども園として2020年度より開園させる予定で、園舎建て替え工事に伴い、園児たちはすでに仮園舎に移っています。このところ、何年間も工事が連続して、学生たちに迷惑をかけてきましたが、今度の工事は敷地外のものであるため、それほど支障がないものと考えています。聞き及ぶところによれば、JR清須駅前の最開発計画が進行中しており、駅前から東に向かって広い道路が整備予定とのこと、ただでさえ本学周辺が戸建て住宅の建設ラッシュであるのに、道路が出来ることで拍車をかけることになりそうです。田畑が多い清須の街も、やっと時代の波に乗って大きく変化しそうな予感を感じます。道路とともに公共交通機関が整備されれば、本学へのアクセス事情も一変するでしょう。考えてみれば、ゆうあいクリニック建設に伴って、あぜ道を6メートル道路に改善したことが、本学周辺に新築の家が急増してきたきっかけと思います。道路が出来、新築住宅に住む若い層の住民が増えれば必ず新たな店やビルができます。数年の後には本学近辺の姿は大きく変化することは間違いないでしょう。そうした若い街に変化しても、本学の使命として求められる地域貢献は変わらないのであり、新しいタイプの貢献の仕方を模索する日がやってくることでしょう。教職員・学生が、同じ方向を見て力を出し合うことが重要になってきます。その意味で、学生が自主性を持って、アクティブ・ラーニングに取り組む姿勢が必要です。 年号が新しくなるのはもうすぐです。                  愛知医療学院短期大学 学長 舟橋 啓臣 2019amgnewyear.jpg
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